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【歩道橋の塗装】塗り替え時期・工程・費用までわかりやすく解説

2026-06-15

歩道橋は、通学路や通勤路の安全を守る大切なインフラ設備です。

その多くは鋼材(鉄)でできているため、雨風や紫外線、排気ガス、飛来塩分などにさらされ続けると、サビや腐食が進行します。

腐食を放置すると見た目が悪くなるだけでなく、構造的な強度が低下し、利用者の安全を脅かすことにもつながります。

そこで欠かせないのが、歩道橋の塗装(塗り替え)工事です。

この記事では、

  • 歩道橋の塗装がなぜ必要なのか
  • どのタイミングで塗り替えるべきか
  • どんな工程で進むのか
  • 費用を抑えるポイント

を、橋梁・鋼構造物の塗装・建設を手がける専門業者、カイシン工業の視点でわかりやすく解説します。

 

歩道橋の維持管理を担当される自治体・道路管理者の方、橋梁工事を請け負う建設会社・鉄骨製造会社のご担当者は、ぜひ参考にしてください。

歩道橋の塗装が必要な理由

歩道橋の塗装には、見た目を美しく保つ以上に重要な役割があります。

1. 鋼材を錆・腐食から守る「防食」

鉄は空気中の酸素や水分に触れると酸化し、サビが発生します。

サビは内部へと進行し、放置すれば鋼材の板厚が減少して強度が落ちていきます。

塗装は鋼材の表面に被膜をつくり、酸素や水分を遮断します。

 

これにより腐食を防ぐ「防食」の役割を担っているのです。

2. 利用者の安全確保

歩道橋は、不特定多数の歩行者が日常的に利用する設備です。

腐食による劣化が進めば、部材の落下や強度不足といった重大なリスクにつながります。

 

計画的な塗り替えは、安全な通学路・通勤路を維持するための予防保全そのものです。

3. ライフサイクルコストの低減

「まだ大丈夫」と劣化を放置すると、いざ補修する際に素地調整や部材交換に大きな費用がかかります。

適切なタイミングで塗り替えを行えば、橋全体の延命につながります。

 

結果として、長期的な維持管理コスト(ライフサイクルコスト)を抑えられます。

歩道橋の塗り替え時期の目安

「歩道橋はいつ塗り替えればよいのか」は、担当者から最も多くいただく質問です。

 

判断の基準となるのは、主に次の3つです。

定期点検(5年に1回)の結果

道路橋(歩道橋を含む)は、国の点検要領に基づき、おおむね5年に1回の定期点検が求められています。

点検では部材の健全性が段階評価されます。

 

早期に措置が必要と判定された場合は、計画的な補修・塗り替えの対象となります。

塗膜の劣化サイン

点検時期を待たずとも、次のようなサインが見られたら塗り替えを検討すべき時期です。

 

  • 塗膜の変色・チョーキング(表面が白く粉をふく)
  • 塗膜のひび割れ・はがれ・膨れ
  • 鋼材の赤サビ・流れサビの発生
  • 接合部(ボルト部・溶接部)の局所的な腐食

塗装の耐用年数

塗り替えの周期は、使用している塗装の種類(塗装系)と設置環境によって大きく変わります。

一般的な塗装系よりも、ふっ素樹脂塗料を上塗りに用いた重防食塗装系のほうが耐久性が高く、適切に施工されていれば長期にわたって防食性能を維持できます。

一方、塩害を受けやすい沿岸部や、排気ガスの多い都市部では、想定よりも早く劣化が進む場合があります。

 

そのため、環境に応じた点検・塗り替え計画が重要です。

【ポイント】

塗り替え時期は「年数」だけで一律に判断しないことが大切です。点検結果 × 劣化状況 × 設置環境の3点で総合的に見極めるのが基本です。

歩道橋塗装の工程・流れ

歩道橋の塗装は、単に塗料を塗るだけの作業ではありません。

塗膜を長持ちさせるためには、塗る前の「下地処理(素地調整)」が決定的に重要です。

 

一般的な流れは次のとおりです。

① 現況調査・診断

既存塗膜の劣化状況、サビの範囲、塗膜の付着強度などを確認します。

 

あわせて、旧塗膜に有害物質(鉛・クロム・PCBなど)が含まれていないかも調査します。

② 塗装仕様の決定

設置環境・目標とする耐用年数・予算をふまえ、最適な塗装系を選定します。

③ 足場・養生の設置

歩道橋は道路や歩道をまたいで設置されます。

 

そのため、第三者の安全を守る足場と、塗料やサビの飛散を防ぐ養生が欠かせません。

④ 素地調整(下地処理)

サビや旧塗膜を除去し、鋼材表面を塗装に適した状態に整えます。

★この工程の品質が塗膜の寿命を大きく左右します★

手工具・動力工具による方法と、後述するブラスト工法があります。

⑤ 塗装(下塗り・中塗り・上塗り)

塗装系に応じて、複数の塗料を順に塗り重ねます。

 

防錆を担う下塗りから、保護層となる中塗り、耐候性を担う上塗りまで、各層の膜厚を管理しながら仕上げていきます。

⑥ 検査・完了

膜厚や仕上がりを確認します。

 

問題がなければ足場を解体して完了です。

塗膜の寿命を決める「素地調整(ブラスト)」とは

歩道橋塗装の品質を左右する最大のポイントが、素地調整です。

どれだけ良い塗料を使っても、下地にサビや旧塗膜が残っていれば、新しい塗膜はすぐに浮いてはがれてしまいます。

長寿命化を目的とする塗り替えでは、素地調整程度1種(ブラスト工法)が理想とされています。

ブラスト工法とは、研削材を圧縮空気で鋼材表面に高速で吹き付ける方法です。

その衝撃でサビや旧塗膜を根こそぎ除去すると同時に、塗装が密着しやすい清浄な粗面をつくります。

歩道橋・橋梁・高速道路といったインフラ設備のメンテナンスに欠かせない技術です。

ただし、ブラストによる素地調整は、塗装工程の中でも特に手間と費用がかかる工程でもあります。

 

そのため、求める耐久性と経済性のバランスをとった、最適な素地調整グレードの選定が重要になります。

旧塗膜に「鉛・PCB」が含まれる場合の注意点

古い歩道橋の塗り替えで特に注意が必要なのが、旧塗膜に含まれる有害物質です。

かつての防錆塗料には、鉛・クロム・PCBといった有害物質が使われていた時期があります。

これらを含む塗膜を通常の乾式ブラストで除去すると、有害物質が粉じんとして飛散し、作業者や周辺環境に影響を及ぼすおそれがあります。

そのため、有害物質を含む塗膜の除去は、飛散を抑える湿式での作業などが求められます。

剥離剤工法と組み合わせるケースも多く、結果として費用がかさみやすいという課題があります。

歩道橋の塗り替えを計画する際は、まず旧塗膜の成分調査を行いましょう。

 

有害物質の有無に応じた適切な除去工法を選ぶことが、安全とコストの両面で欠かせません。

歩道橋塗装の費用を抑えるポイント

歩道橋塗装の費用は、多くの要素で変動します。

橋の規模・形状、素地調整のグレード、塗装系、足場の条件、旧塗膜の有害物質の有無などです。

 

そのうえで、トータルコストを抑えるための考え方として、次の2点が挙げられます。

1. 工程を分けずに「一括(ワンストップ)」で発注する

下地処理(ブラスト)と塗装を別々の業者に発注すると、工程管理が煩雑になります。

運搬・保管・連絡調整の手間とコストも積み重なります。

 

ブラストから塗装、運搬・保管までを一括で対応できる業者に任せることで、工程のムダを減らし、コストダウンにつなげられます。

2. 産業廃棄物の処理負担を減らす

ブラスト施工では、使用済み研削材や除去した塗膜片が産業廃棄物として発生します。

この処理にも手間と費用がかかります。

 

そのため、研削材を再利用でき、産廃量を抑えられる工法を選ぶことが、コストと環境負荷の両面で効いてきます。

カイシン工業の「鋼材塗装ワンストップサービス」ならコスト60%削減

岡山県倉敷市の株式会社カイシン工業では、歩道橋や橋梁に使用される鉄骨・配管の下地処理から塗装までを一貫対応する「鋼材塗装ワンストップサービス」をご提供しています。

マルチメディア・ブラスト工法®岡山初導入

カイシン工業が岡山で初めて導入した、特許登録済み(特許第7776072号)の先進的なブラスト施工システムです。

橋梁や高速道路などの鋼構造物の素地調整に用いられます。

 

現場内で産業廃棄物を分離し、有害物質を現場外に持ち出さないため、工期短縮と環境配慮を両立できる工法です。

ブラスト・塗装・運搬・保管をまとめてお任せ

複数の業者に分けて発注していた工程を、カイシン工業がワンストップで対応します。

引き取りから現場納品まで自社トラックで運び、自社工場内で施工から保管まで一括管理します。

 

工程のムダを省くことで、従来比でのコストダウンと、最短での納品を実現します。

「下地処理と塗装をまとめて外注したい」 「ブラストで出る産廃の処理が大変」 「鋼材の運搬・保管に手間がかかる」

 

こうしたお悩みをお持ちの建設会社・鉄骨配管製造会社のご担当者は、ぜひ一度ご相談ください。

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施工事例

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事例>>倉敷市発注の笹沖歩道橋塗装工事 落札決定いたしました。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 歩道橋の塗り替えはどのくらいの周期で必要ですか?

A. 使用している塗装系と設置環境によって異なります。 一般的な塗装系より、ふっ素樹脂を用いた重防食塗装系のほうが長く防食性能を維持できます。 年数だけでなく、定期点検の結果や塗膜の劣化状況とあわせて判断するのが基本です。

Q. 塗装の前の「素地調整」はなぜそんなに重要なのですか?

A. 下地にサビや旧塗膜が残っていると、新しい塗膜が密着せず、早期にはがれてしまうためです。 塗膜の寿命は素地調整の品質で大きく変わります。 長寿命化にはブラスト工法による丁寧な下地処理が有効です。

Q. 古い歩道橋で、塗膜に鉛が含まれていそうな場合はどうなりますか?

A. まず旧塗膜の成分を調査します。 鉛・クロム・PCBなどの有害物質が含まれる場合は、飛散を抑える工法での除去が必要になり、通常より費用がかかる傾向があります。 安全を確保したうえで適切な工法を選定します。

Q. ブラストと塗装を別々の業者に頼むのと、一括で頼むのとでは何が違いますか?

A. 一括(ワンストップ)で依頼すると、工程管理・運搬・保管の手間が減り、業者間の連絡調整も不要になります。 結果として工期短縮とコストダウンにつながりやすくなります。

Q. 対応エリアはどこまでですか?

A. カイシン工業は岡山県倉敷市を拠点に、日本全国で対応可能です。 エリアや施工内容の詳細はお問い合わせよりご相談ください。

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